はじめに:上の子が可愛く思えない私。母親失格なの…?
「上の子がどうしても可愛く思えない…」
そんな気持ちに悩んで、自分を責めていませんか?
私自身、第二子を出産したあと、まさにそんな状態になりました。
下の子には自然に優しくできるのに、上の子の言動すべてにイライラ…。
「なんで私、こんなひどい母親なんだろう」と、涙した日もあります。
この記事では、私が経験した“上の子可愛くない症候群”について、正直な気持ちと試してよかったことを書いていきます。
同じように悩んでいるママが「自分だけじゃない」と思えるきっかけになればうれしいです。

私の場合:こんな風に始まりました
第二子を出産し、自宅での育児が始まってしばらくしてからのことです。
上の子のいつものわがまま(お風呂を嫌がる、夜に寝ないで遊んでいるなど)に、以前よりも強くイライラするようになっていました。
そのうち、上の子が何をしていても「かわいい」と思えなくなっている自分に気づき、その気持ちにショックを受けて、「どうしたらいいの?」と悩むようになりました。
「上の子可愛くない症候群」とは?
この気持ちは、実は私だけのものではありません。
“上の子可愛くない症候群”という言葉があるほど、多くのママが経験している現象です。
よくある原因には、次のようなものがあります。
- 第二子誕生による生活の激変
- 睡眠不足やホルモンバランスの乱れ
- 上の子の赤ちゃん返りや反抗に疲弊
- 「もっとちゃんと育てなきゃ」というプレッシャー
特に真面目でがんばりすぎるママほど、こうした状態に陥りやすいといわれています。
私なりに試してよかったこと

上の子との“2人時間”をつくってみた
パパが休みの日に、上の子と2人きりでお出かけするようにしました。
「赤ちゃんだけじゃなく、あなたも特別だよ」と伝えられる、貴重な時間になっています。
不思議なことに、2人だけで過ごすと、上の子のことを素直に「かわいいな」と思えるんです。
上の子の成長を振り返る
上の子の赤ちゃんのころの写真や動画を見返しました。
すると、今までの思い出や「こんなに大きくなってくれたんだ」という感謝の気持ちが湧いてきて、自然と愛情がよみがえりました。
私には、これがいちばん心に響いた方法でした。
他の人に上の子をお願いする
私の場合は、母が産前産後に手伝いに来てくれていたので、どうしても余裕がないときは上の子をお願いしていました。
イライラが限界に達しそうなときは、あえて少し距離を取ることも大切だと思います。
心に余裕が戻ると、また優しく接することができるからです。
今はこう思っています
気づけば、上の子の笑顔や何気ない言葉に、自然と「かわいいな」と思える日が増えました。
もちろん今でもイライラしてしまうことはあります。
でも「それでもあなたが大好きだよ」と伝えられるようになった自分が、少し好きになれた気がします。
おわりに:あなたは、がんばっています
「上の子が可愛く思えない」と感じるあなたは、決してひどい母親なんかじゃありません。
それだけ一生懸命、育児と向き合っている証拠です。
今はそう思えなくても、気持ちは少しずつ、やわらいでいきます。
どうか無理をせず、自分の心もいたわってあげてくださいね。

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